近代建築ってステキです

2011年11月29日

最近都内の庭園めぐりにはまっている私。
よく上野恩賜公園に行くのですが、公園近くにある庭園にはなぜか行ったことがありませんでした。
その庭園とは、「旧岩崎邸庭園」です。
映画を見ようと上野に来た私とツレは、外にいるのが心地よい天気で、しかも不忍池周辺の桜は赤く色づいてるのを見ると、
庭園めぐりに変更しよう！そうしよう！となったのでした。

重要文化財ということで、写真撮影もタッチも禁止。靴を脱いで邸宅におじゃまします。
高い天井をもつ洋館には、その当時高度な設備であったと思われる、ガスの暖炉やオイルヒーター、水洗トイレなどがあります。大理石や建材が重厚で、精巧な革の壁紙などを眺めていると、まるで明治に来てしまったような気分になりました。

その洋館とつながる日本家屋も立派で、うっすらと見える障壁画など趣があります。
この屋敷では、コーヒーとチーズケーキを頂けます。
他の庭園では抹茶と和菓子しかなくて惹かれなったので、このサービスはうれしい。
後日お客様に教えて頂いたのですが、岩崎氏は小岩井農場の共同創始者で、小岩井の岩は岩崎氏の岩なんだそうです。
のちに、岩崎氏が牧場主となり経営に携わったことを見ると、チーズケーキがあったわけに納得です。

屋敷を出ると、だだっ広い庭園が現れます。
芝が張られ昔はここで野外パーティーでもしていたのかなと想像しながら周りをぐるりと眺めてみると、
巨大な灯篭があったり奥には庭石がいくつかあります、和洋折衷なんですかねえ？
ふと洋館の右奥を見るとロッジ風の建物があります。まるで西部映画にでてきそうな感じです。
ここはビリヤード場で洋館と地下通路で繋がっているそうですが、一般公開はされていません。
しょうがないから窓から室内を覗いてみましたが、すすけた古屋という感じです。