蛇口事情

当院には、病気で体調を崩している方もお見えになりますが、そういった方にはちょっと気になるかな~という記事を見つけました。アメリカの話なので、日本に住んでいる限りは平気なのかも?しれませんが・・・。

人が手を洗う時に、自動の蛇口は電子センサーで水を足したり止めたりしています。
それらの蛇口は、多用される公共のトイレでは節水になりますし、
手動の蛇口のハンドルを触ることで広がることが懸念される感染症も予防できます。
しかし、ある病院にある自動の蛇口は水の使用を抑える価値がないかもしれない
という新しい研究報告があります。

研究者は、手動蛇口15%と比較して、自動蛇口の約半分にレジオネラ菌が含まれていることを見つけました。
健康な人々はその細菌で病気になることはまれであるから、
公共のトイレで自動蛇口を使う多くの人々は心配すべきではありません。
しかし、レジオネラ菌は免疫系が弱った人々には肺炎の原因になります。
免疫系の弱った人々とは、がんやエイズの患者、最近臓器移植を受けた人です。
それらのテストの後、研究者は二酸化塩素水で水系を洗浄しました。
しかしまだ29%の自動蛇口は菌に汚染されたままでした。それは手動蛇口7%と比較しています。

この結果に対し研究者はいくつか見解を持っています。
自動蛇口は多くの部品からなるので、細菌が育つ多くの場所があると考えています。
また、低水量の蛇口の水圧は、表面の多くの菌を削除できないかもしれません。
内部部品は、細菌がひっかかってバイオフィルム形成を促進させる場所を提供しているかもしれません。
ごく小さなヘドロと共生する種の細菌の群生があり、それはとても小さくて取り除くことができません。
そして、それは低水量で合成され、成長が促進されているのかもしれません。

この発表で、調査対象の病院は自動蛇口を手動蛇口に切り替えるこにしたそうです。

日本の蛇口はどうなんでしょうね。
公共のトイレはほとんど自動になっていますし、私はそこでうがいすることもあります。
当院でも飲み水の煮沸等はしっかりやっていかなければ・・・と改めて思いました。