早期乳がんの治療法が変わるかもしれませんというお話

整体院を開業して、もう少しで4年半がたちますが、がんにかかったことがあるという方が、結構多いんです。
女性専用なこともあり、特に多いのが乳がんです。
乳がん手術後に腕のむくみがつらい、腕を動かすとひきつって痛い、など、お話を伺ったことがあるため、
「早期乳がんの治療法が変わるかもしれない」ということが書いてある記事に興味を持ちました。

あまり詳しい内容ではなかったんですが、要約するとこんな感じ・・・

あなたは今までに体調が悪い時、首の両側の皮膚下にしこりを感じたことはありませんか。
それらは、リンパ節かもしれません。
リンパ節は、腫れて痛みますが、その役割は感染症と戦うことです。
リンパ節は、リンパ系として知られる体の防御の一部です。
体全体にあるこの複雑なシステムは、リンパと呼ばれる防御の液体を作り、それを運んでいます。
リンパは白血球とタンパク質と脂肪で作られます。

乳がんの患者では、がんはわきの下の多数のリンパ節に広がります。
医者は伝統的には、すべてのがんを取り除くことを期待して、その多くのリンパ節を切除します。
しかし、最近の研究では、そんなに多くのリンパ節をとることは得策でないことがわかってきました。

医者は、乳がんが広がり始めるときに2つの選択肢を持っています。
その一つは、センチネルリンパ節生検と呼ばれるもので、
医者は、その主な腫瘍とそれに最も近い1つまたは2つのリンパ節を切除します。
もう一つは、医者はもっと積極的に多くのリンパ節を切除します。
しかし、それは肩の痛みや永続的な腕の浮腫を引き起こすことがあります。

カリフォルニア州サンタモニカのジョンウェインがん研究所のアルマンド博士は、この研究の第一人者です。
博士は、センチネルリンパ節生検は十分にすべてのがんを取り除くことができることをみつけました。
そして、患者はそれを受ける時に病院に滞在する必要がありません。

博士と、他のアメリカのがんセンターの研究者たちは、ほぼ900人の乳がん患者を研究しました。
それぞれのケースで、がんは2つのリンパ節以上に広がりませんでした。
半分の女性は伝統的な手術を受け、医師は平均17のリンパ節を切除しました。
もう一方は、単純な手術で、1~2のリンパ節を切除しました。
それから、両方のグループは放射線治療と薬物化学療法を受けました。
その後の5年生存率はどちらのグループも同じくらいの成功率で、その手術の操作に関係なく、約92%でした。

この研究はアメリカの医学学会紙に発表され、この発表は、リンパ節に広がる早期乳がんのの手術方法を変えるだろうと言う専門家がいる一方、手術方法を変える前に、もっと確証がほしいという専門家もいます。

日本では、16人に1人がなるといわれている乳がん、術後が良好で、後遺症が少ないよい治療が見つかってほしいです。