腸内細菌と食習慣の関係とは

お腹、健康ですか?当院をご利用の方の中にも、お腹の悩みを持っている方が多く見受けられます。
最近読んだ記事によると、腸内細菌と普段食べている食べ物には関係性があるそうです。

人の消化器系には、その多くは良いものですが、菌がたくさんいます。
それらの菌が食物の分解を助け、私たちは栄養を利用できます。
科学者は、私たちの腸に住む菌の種類と、食べ物との関連性を調べています。
ペンシルバニア大学で、2つの実験を行いました。
それらの実験で、人々が食べるものと、彼らの腸内に住む菌の種類に関連性があるかを調べました。

1つめの実験では、被験者に何を食べたかの情報を提供してもらい、
便のサンプルを集めて、腸内細菌のタイプを見ました。
実験により、ある種の食事を摂る人々は、違う食事を摂る人々と比べて、
異なった菌を持っていることがわかりました。
科学者は、元来2つの大きなカテゴリーがあると考えました。
個人は、彼らの腸内菌により分類されます。
1つは、西洋タイプの食事に、もう1つは農作物や果物・野菜の食事タイプに関連しています。

次の研究で、10人のボランティアにいわゆる制限給餌に参加してもらいました。
彼らは、彼らのいつもの食事を変えなければなりませんでしたが、
それにもかかわらず、彼らの腸内細菌はほぼ以前と同じ状態でした。
これは、腸内細菌の混合物は、彼らが最近食べたものでなく、
長い期間における食事パターンに基づいていることを示しています。

科学者は、腸内細菌の混合物のテストは、彼らの食事について調べるよりも、
病気のリスクを測るよりよい方法であるかもしれないと考えています。
腸内細菌は、病気を進行させる役割を持っているかもしれないので、
これは、病気を防ぐのを助ける新しい方法を導く手がかりになるかもしれません。
もしあなたが、腸内細菌のタイプを変えることができれば、
おそらくあるタイプの病気の進行に影響を与えることができるかもしれません。

まだまだ、推測の多い研究のようですが、とても興味深いですね。
ヨーグルトを食べると腸内環境がよくなるというのは、よく聞く話ですが、
この実験から考えると、ヨーグルト食を習慣化して長く続けないと、
その効果は期待できなさそうですね。