身体活動は学業の高成績を導くのでしょうか?

この仕事をしていて、よく「運動できそうですね。」って言われます。
でも、実は相当の運動音痴でして、体育の成績は燦々たるもの、運動会は地獄でした。
逆上がりできないし、跳び箱3段が飛べない、ドッヂボールは恰好の獲物・・・こんな生徒クラスにいませんでした?
そんな私、学業の成績は悪くはありませんでした、しかしこの度、少し気になる研究結果を発見しました。

一部の国では、体育の様な活動時間を減らし、その代わりに数学の様な学問的な科目に時間を使っています。
アムステルダムVU大学医療センターの研究者は、14の研究結果(アメリカ12、カナダ1、南アフリカ1)を報告しています。
これらの研究は、1997~2009年、55000人以上の6~18歳の子供に対して行われました。

研究者は研究結果に基づき、身体活動と数学や英語の様な科目の成績との間に、関係性があることを示しています。
身体活動は、学業成績に有益であると結論づけることができるのです。

まず生理的な説明をすると、運動をして血流が良くなると、脳に多くの酸素を送ることができます。
身体活動は、エンドルフィンの様なホルモンを多く生産します。
エンドルフィンはストレスレベルを低くし、気分を改善するので、性能を高めることを意味します。
また、組織的なスポーツをする学生は、その規則とそれらへの従い方を学びます。
これは、彼らのクラスでの行動を改善させ、彼らの気持ちを勉強へ向かわせ続けるのを助けます。

この研究では、身体活動の量や種類が、学術レベルの改善に影響をおよぼすかどうかについては、研究の違いから述べることは不可能であると言っており、いくつかの質問に対して未回答のままです。
また、この研究はほとんどが観察研究であり、比較の制御ができません。
研究者はただ彼らの観察したことを述べるだけで、よく運動する学生がよい成績を取るという関係を観察したかもしれないが、必ずしも活動することがそれらの好成績の原因であると意味するわけではありません。

一般的に、身体活動をする子供たちは、学校でよりよい成績を取る可能性が高く、学校は、彼らが身体活動プログラムを削減する前に、この研究結果について考えるべきであると述べています。

私も子供のころ、組織的なスポーツをやれば、よりよい成績がとれたのかな~と、今更ですが思ってしまいました。
これからは、運動音痴な子供でも運動したくなるような、楽しい運動行事を提供してくれる学校が必要なのかもしれません。

記事とは関係ありませんが、我が家の犬はワインの空きビンが大好きです。良い香りがするのでしょうか。
Dvc00593
「このひと舐めがやめられんのです~。」byフクスケ