大酒が学生の脳に与える影響

昔と違って、現在はお酒をたくさん飲む女性が増えました。
当院にも、お酒大好きという方がけっこういらっしゃいます。

さて、私もお酒大好きです。
特に大学生から会社員時代には、毎日お酒を飲んでいました。
大学卒業前日は朝まで飲んでいたので、当日せっかく写真屋で撮影した袴姿の写真ですが、
見るに堪えないほどひどいむくみ顔になってしまって、人の目に届かぬ所に封印してあります。
そして、最近見つけた記事で、さらに残念なことを知ってしまいました。

アメリカの学者が行った最近の研究で、大量飲酒が若者におこす害を発見しました。
専門家は、大量飲酒を2時間以内に4~5杯を飲むと定義しています。
アルコールを多く飲用するピークの時期は、脳もまた発達している時期であり、
特に18~25歳に大量飲酒することが流行っています。
非常に高解像度の脳画像で、皮質厚と呼ばれるところを実際に測る実験を行ったところ、
大量飲酒が、前頭前皮質の厚みが損失することと関係があることが分かりました。

彼らは脳のこの部分に多くの働きがあると言っています。
感情の規制・行動の抑制・意思決定・注意の制御・反応を抑制する能力・結果の検討・
環境の監視・適切な動き・物事を行う時に衝動を抑制する非常に重要な能力。

若い時期の大量飲酒が、社会人になった時に多くの害を及ぼしているかもしれません。
前途ある若者のみなさま、ぜひとも脳のために飲酒はほどほどにしてくださいね。
と、若かりし自分に言いたい今日この頃です・・・。