頭痛って未知なるものなんですね

頭痛についての記事を見つけたので紹介します。

頭痛は多くの人の悩みの種で、専門家が慢性的な頭痛を解消するために研究を続けています。アメリカのニュースにこんな記事がでていたので、おおまかな内容をご紹介します。

頭痛には、偏頭痛・緊張頭痛・群発頭痛と種類があります。順を追って、各頭痛についてみていきましょう。

偏頭痛について
偏頭痛に悩まされるのは70%が女性で、ズキズキと痛みを感じ、頭の中の圧力が頭痛を起こすようです。
月に3回ほど起こり、頭痛の初めに薬を飲んで痛みをコントロールするとよいが、コントロールできないと強く痛みます。
トリプタンという薬を毎日飲むことも有効なようです。
カフェインを頭痛を抑えるのに使うが、偏頭痛の原因にもなります。
偏頭痛は、チーズ・アルコール・塩やグルタミン酸ナトリウムなどの食品添加物でも引き起こされます。
また、強い臭いでも引き起こされるため、よい香りでも香水は控えたほうがよいそうです。
エアロビクスやウォーキング・水泳・エアロバイクなどの運動もよいが、突然激しい運動をすると頭痛になるので、ウォーミングアップを十分に行う必要があります。
女性の偏頭痛にはエストロゲンが関係しており、経口避妊薬やエストロゲン補充薬にはエストロゲン様の化学物質が含まれるので、頭痛を悪化させると病院側は警告しています。
また、子供には催眠術も有効で、うまくいけば痛みに対する精神エネルギーを受けることができるそうです。

緊張頭痛について
一番多くの人がかかる頭痛ですが、強くは痛みません。
感情の圧力、深い悲しみ、疲れ、大気の状態のよくある変化でも起こります。
緊張頭痛は耳のまわりの皮膚が緊張し、頭のまわりに圧力を感じます。
慢性的な緊張頭痛は、頻繁に起こるため1週間に30分ほど起こり、早朝から起こることもあります。
首や頭の下部に前兆がみられるが、その原因は明らかになっていません。
感情的な緊張や、顔・頚・頭の皮膚のひきしめから筋肉が緊張すると、頭痛が起こると考える研究者もいるが、筋電図のテスト
(筋肉の活動により発生する電流を記録するテスト)では、筋肉の緊張が頭痛を増加させていないことを示しています。
今は、緊張頭痛は脳内化学物質であるセロトニンが変化することで頭痛が起こると考えられているそうです。
その変化は、脳に痛みの信号を送るかもしれないし、脳の痛みを抑制する活動を干渉するかもしれません。
緊張頭痛を軽くするには、頭や首を温めたり、冷やしたりするよいです。
軽い運動や思い切って仕事を休んでしまうのも有効です。

群発頭痛について
たばこを吸う、アルコールを飲む、若い男性が多くかかり、男性が6割を占めます。
80~90%は1年に数日だけ、特に季節の変わり目に起こり、燃えるような激しい痛みが顔の片側に出て最大90分続きます。
三叉神経の反射経路の領域で起こり、神経の活動が原因となります。
三叉神経の活動は、涙目と充血を引き起こし、その活性化は視床下部から起こります。
スマトリプタンの注射や酸素吸入で楽になります。

だいぶまとまりのない文章になってしまいましたが、頭痛についていろいろな取り組みがなされているんだなあと感心させられたので、ブログに載せてみました。当院にも頭痛でいらっしゃる方が多いので、自分の頭痛を理解して適切な対応ができたらいいですね。