2泊3日で奄美大島・加計呂麻島巡り 1日目

2022年4月29日

久しぶりにまん延防止措置も緊急事態宣言も出ていない日々が続いていますね。
これを逃してまた旅に行けなくなるのも困るので、大型連休前に奄美大島に再訪してきました。

4月20日(水)peachにて成田から奄美空港へ

peachと言えばLCCですので、当然成田第三ターミナルを利用するのだと思っていました。
念のためフライト情報をチェックしてみたら、なんと第一ターミナルから出発となっているではありませんか。
出発早々飛行機に乗れず終了とならなくて本当に良かったです。

peachから加計呂麻島を望む

定刻10時10分を少し過ぎたころ出発し、奄美空港には13時近くに着きました。
奄美空港近くの奄美レンタカーで2泊分4400円という超格安の軽自動車をレンタルして、空腹を満たすため食事できるお店を探しに行きました。

空港から10分くらいのところにある大衆食堂ビストロマンゴーへ13時30分過ぎに入店しました。
ランチメニューのなかからツレはアジフライ定食、私はミックスフライ定食を注文し出来上がりを待っていると、開け放たれた窓から強い日差しと心地よい風が入ってきて、ああ南国に来たんだなぁと実感。
ランチ営業が14時までとあったので、料理を急いで食べて14時きっかりに店を後にしました。

大衆食堂ビストロマンゴーのランチ

お腹が満たされたので、次はあやまる岬観光公園に行ってみました。
翌日の天気は曇雨の予報でしたので、太陽の出ているうちに海を見に行きたかったのです。
もと来た道を北上して20分ほどで、あやまる岬へ到着したのですが、干潮時だったためか期待するほどの景色ではありませんでした。

あやまる岬観光公園

岬を後にし、60分ほど車を走らせ奄美大島の中心地である奄美市名瀬に向かい、今回宿泊する「ビックマリン奄美」へは16時前に到着しました。
ツインの部屋にあるベランダから名瀬港が見えます。

ビックマリン奄美の部屋のベランダから名瀬港が見えます

こちらのホテルのよいところは、ロビーに無料で使える電子レンジや製氷機、そして化粧水や入浴剤の配布があること、人工ですが温泉と足湯があること。
今回は利用しませんでしたが、レンタサイクルや釣り竿や水中眼鏡の貸出もあるようです。

ホテルを出て車で近くの大浜海浜公園を見に行ったりしていたら、本日のメインイベントの時間が迫ってきました。
今回奄美に来た一番の目的は「ナイトツアーに参加してアマミノクロウサギを見る」です。

今回お世話になったのは奄美ナイトガイドサービスの野田さんです。
18時50分にホテルのロビーまで迎えに来てくれて、住用地区の森にある旧道で奄美の動物たちを車内から観察しました。
懐中電灯を手渡され私も探したのですが、ほとんどはガイドさんが見つけてくれました。
ノロノロ旧道を進むと早速アマミノクロウサギが夜道で葉っぱをモグモグしていました。

奄美ではおそらくマングースを根絶できたそうで、アマミノクロウサギの個体数は増加傾向です。
このツアーでアマミノクロウサギを15羽くらいは見ることができたと思います。
天然記念物アマミノクロウサギは、耳や足が短くおしりがまるくて、とっても愛らしい姿をしていました。

逃げるアマミノクロウサギ。耳も足も短いです。

アマミノクロウサギは一回の出産で1羽しか産まないで、母ウサギが穴の中に子ウサギを隠して1ヶ月世話をするんだそうです、そしてもう一ヶ月で子ウサギは森で生きる方法を学んで巣立ちの時期を迎えるんだとか。
この時期はちょうど独り立ちした子ウサギも見ることができ、これぞ生けるぬいぐるみ!というお姿。

アマミノクロウサギ

他にも鳥類では天然記念物のルリカケスと写真は撮れなかったのですがアマミヤマシギを見ました。
リュウキュウコノハズクは鳴き声だけよく聞こえましたが姿は確認できませんでした。

ルリカケス

爬虫類ではヒメハブを発見、こちらは少し毒がありますが臆病で人を襲うことはめったにないそうです。

ヒメハブは少し毒がありますが、臆病で人間を襲うことは少ないそうです。

昆虫では、アマミサソリモドキを見ることができました。
尻尾の先端から酢酸を出すらしいですが、この個体はその部分が折れています。

アマミサソリモドキ

両生類は、ガイドさんおススメのとても姿勢の良いカエルがいるとのことで一生懸命探してくれましたが、結局鳴き声だけで、1匹も見ることはできませんでした。

22時過ぎにホテルまで送ってもらいツアー終了。
もう遅い時間なので人工温泉に入った後は、部屋で食事を済ませ就寝。
とても充実した一日目となりました。

その2へ続きます。