LCCの洗礼、四万十川に追加の瀬戸大橋 2日目

9月7日(木)快晴、四万十川カヌー下り

私は旅先で眠れないことが多いのですが、6日の夜も3時間くらいしか眠れぬまま朝を迎えました。
7日は旅のメインである四万十川をカヌーで下るというアクティビティに挑戦する日で天気を心配していたのですが、朝から快晴となり大自然を満喫することができました。

遊ぶ前にはエネルギー補給が大切です、民宿にてボリュームたっぷりの朝食を頂きました。
高知で人気の土佐ジローという地鶏の卵を土鍋で炊いたご飯にかけて食べたのですが、これが濃厚で本当においしかった。
極上の卵を用いたTGKは日本の御馳走ですね。

民宿こんぴらの朝食

さて、今回カヌーでお世話になったのはしまんとベースの女性ガイドさんです。
おひとりで切り盛りされているようで少人数グループに丁寧にカヌーを教えてくれるということでここに決めたのですが大正解でした。
ワンドリンクや体験中の写真をDVDにしていただけるサービスもあり、まさに至れり尽くせりでした。

しまんとベース

私は運動音痴な上に一人でカヌーを漕ぐのが初めてでしたので、少々不安がありましたが全く問題ありませんでした。
1時間ほど川の流れの少ない所で漕ぎ方を教わって、疲れたらカヌーの上で寝転んで休憩したりしながらまったり過ごしました。

四万十川でカヌーの練習

この日は川の流れが早めとのことで、川下りをスタートしたらすぐに終わってしまうとのことでしたので、十分に時間をかけて練習した後、四万十川を下り始めました。

四万十川カヌー下り

たしかに余りオールで漕がなくても、下流に向かってスイスイと流されていきます。
カヌーの向きをしっかり前に向けるためオールで微調整しながら、ガイドさんのカヌーについていきました。
途中岩場が隠れていたり流れが急になっているところがあるのでスリル満点でした。

四万十川の岩場

流れのゆったりした場所では雄大な川の流れに乗りながら、山々の景色を堪能するという贅沢な時間も味わえて、天気に恵まれたこともあり四万十川を満喫できました。
私は今まで石垣島やエルニドで二人乗りカヌーをしたことがありますが、四万十川が一番よかったので是非とも皆様にもお勧めしたいです。

岩間沈下橋

3.5kmの川下りは1時間くらいで終わってしまったと思います。
まだツアー時間が残っていましたので、川から上がったのちに車で岩間沈下橋に連れて行ってもらいました。
沈下橋は欄干がないので地元の人じゃないと車で渡るのは怖くてできませんのでよい経験になりました。
岩間沈下橋の橋脚を見ましたが、数年前に橋の一部が崩落し、その修繕が終わって堅牢な作りになっていました。
沈下橋はよく壊れるのでその修繕に莫大な費用がかかるそうなのですが、風情のある景色ですから今後も残ってほしいものです。

岩間沈下橋の橋脚

午前中はたっぷり四万十川で遊びましたので、道の駅よって西土佐に立ち寄って昼食をとることにしました。
四万十市宿泊で2000円券がサービスで頂けたのでそれを使って、フルーツサンドと牛乳を購入し、フリースペースで食べました。
ちょうど四万十はブドウがシーズンなのか、ガイドさんのお宅でも巨峰をごちそうになりましたし、フルーツサンドもピオーネがみずみずしくてとてもおいしかったです。

道の駅よって西土佐のフルーツサンド

腹ごしらえしたので、午後2時ころ愛媛県の滑床渓谷まで足を延ばしました。
滑床渓谷は四万十川の支流の一つである目黒川の上流に広がる大渓谷で、苔むした大岩や滑らかな川床を清流が勢いよくが流れる様子を見ることができます。

滑床渓谷は川沿いを歩くことができます。

ランチをした道の駅からは20kmほどの距離ですが、山の上に上がっていくのでだいぶ涼しく感じました。
駐車場に車を停めて、渓谷に沿って作られた道を登っていくと、急流が岩肌をすべるように流れていて大小の滝をいくつも見ることができました。

滑床渓谷の苔むした岩

滝のうちの一つは日本の滝100選に入っている雪輪の滝で、そこに着くまでに思ったよりしっかり登山する必要があったため着いた時には達成感ひとしおでした。

雪輪の滝

滑床渓谷を後にしてから、四万十に来たからには沈下橋を歩いてみたくなり、宿から遠くない場所にある中半家沈下橋に向かいました。
ここは車入れなくなっていて徒歩で一往復しましたが、欄干がないと見晴らしが大変よくなりちょっとドキドキもするのでなんだか楽しかったですね。

中半家沈下橋

一日中歩いてクタクタになりましたので、宿に戻る前に日帰り温泉に入ることにしました。
向かったのはホテル星羅四万十で、夜は星空観測ツアーなんかもやっているようです。
温泉はこじんまりとしていて少し熱めの無色透明のお湯で特に特徴はありませんでしたが、サッパリできて良かったです。

四万十川でやりたかったことを目一杯して、宿に戻ったのは18時過ぎでした。
お腹が空いていたのですぐに夕飯を用意して頂くことにしました。
2日目の夕飯では、四万十川の鰻と手長エビを中心としたもので、どれも日本酒に合いすぎでした。

民宿こんぴらの2日目の夕飯

目いっぱい遊んだので22時前には心地よく眠りにつきました、翌日LCCの洗礼を受けることも知らずに・・・

3日目に続きます。