コロナ禍後5年ぶりの海外旅行 3日目

マラッカでは、夜中にゴミ回収の音が大きかった事を除けば概ね静かだったので、まあまあ眠れました。
朝食は人気のコーヒーショップで摂りたかったのでホテルから徒歩5分ほどにある「Heng Huat Coffee Shop」に向かいました。
お店は朝7時から営業していて私たちは7時30分前に着いたのですが席はほぼ満員で、空いていた一番奥のテーブルに着席しました。
マレーシアは独自のカフェ文化が発展していて、コーヒーと食事を提供する店をコピティアムと呼ぶのですが、コピティアムではまず席を取ってから食事を注文しに行って、飲み物は店員さんがテーブルに回ってきた際に注文するというルールがあるようです。
朝食にどうしても食べたかったのはこの店自慢のドライワンタンミー、注文の際に「チリ?」と聞かれるので「No!」と言えば朝から辛さに悶絶せずに済みます。
あと、席番号も聞かれるので着席したテーブルに貼られた番号を確認しておくことも忘れずに。

席に戻ってしばらくしたら、店員さんが飲み物の注文を取りに来ました。
マレーシアの飲み物は基本激甘なため砂糖抜きにしたかったのですが、せっかくですから現地で親しまれている「Kopi-C」を注文しました。
Kopi-Cはエバミルクと砂糖入りのコーヒーのことです。

数分後にコピシーが来て2杯5RMをテーブルにてお支払いし、それからしばらく後にドライワンタンミーが運ばれてきて、こちらは2食分で12RMでした。
一人当たり300円かからないとは、マラッカの物価は激安です。
ドライワンタンミーはチリなしでしたが刻んだ青唐辛子が結構入っていたので口の中はヒリヒリ、それを甘いコピシーで中和できたので美味しくいただきました。

その後旧市街を散歩し、前日雨でよく見られなかった宗教施設を再び訪れると、朝の礼拝をするために民族ごとに人々が集まってきていて、各宗教が共存できる空間って平和でよいなあと思いました。

ホテルに戻ってきました、人懐っこい猫がホテル裏手でゴロゴロしていました。

この日は11時発のクアラルンプール行きバスを予約していたので、ホテルを9時30分前にチェックアウトして、徒歩10分ほどにあるバス停から路線バスに乗って運賃は大人1.1RMでマラッカセントラルに向かいました。
この路線バスはなぜか予定時刻より5分くらい早く出発したので、時間ギリギリにバス停に着いていたらバスに乗れなくて、配車アプリGrabを使う羽目になっていました。
時間通りでない公共交通機関ってのは日本人としては受け入れがたいですが、マレーシアでは結構普通みたいなのでルーズさに寛容な気持ちを持てるよう時間に余裕をもって行動することが大切ですね。

10時前にはマラッカセントラルに到着して、私たちが乗るバス「Kpb」を電光掲示板で確認したところ、そのバス名はあるものの行き先の表示が違いました。
係の人に尋ねるも、面倒くさげにTBS行くから!としか答えてもらえず、本当に大丈夫なのか不安になりながらバス待合室で時間をつぶしました。
11時にバスが到着、他の外国人も不安そうな顔をしていたので、私たちと同様バスの行先の表示違いに戸惑っていたんだと思います。
係のおじさんにTBSに行くのかと聞くと、TBSと大きな声で連呼し出したので、ほっと一安心してバスに乗り込みました。

バスは定刻を少し過ぎたころ出発し途中トイレ休憩に寄って13時ころTBSバスターミナルに戻ってこれました。
お昼はTBSバスターミナル4階のフードコートで済ませようと、店を物色してパンミーを注文したら売り切れとのことで、よくわからない麺類を注文することになったのですが、牛肉とソーセージ入りのビーフン?は私の口にはあまり合いませんで、2品で18.5RMでした。

TBSバスターミナルから徒歩でBandar tasik selatan駅に向かい、そこからKLトランジットでKLセントラル駅に戻ってきたころには14時30分でしたので、駅直結のアロフトクアラルンプールセントラルでチェックインを済ませることができました。部屋は角部屋にアップグレードされていて眺めよし。

アロフトクアラルンプールセントラルには屋上にインフィニティプールがあるため水着を持参していたのですが、夜は大雨が降ってしまったし時間に余裕もなくて、結局プールに入ることはできませんでした。

さて、クアラルンプールでまだ観光していませんので、ちょっと足を延ばしてバトゥ洞窟に行くことにしました。
バトゥ洞窟へはKLセントラル駅のKTMコミューターに乗って40分ほどで到着できますが、本数が少ないため40分くらいホームで待って、16時過ぎの電車にて「Batu caves」駅に向かいました。
KTMコミューターは国鉄なのですが、チケット売り場では現金不可で一人2.6RM約90円をカード払いされられたし、電車はボロくてドアのガラス窓は穴が開いて中に水がたまって苔むしていたし、改善の余地満載な路線だと思いました。

16時40分頃に駅に到着し、徒歩5分ほどでヒンドゥ寺院であるバトゥ洞窟にやってきました。
あたりは急にインドっぽい雰囲気に包まれ、サリーを着た老婆が何やら叫んでいたり、客引きのおじさんの鋭い眼光がちょっと怖かったりしました。
そして至る所に鳩と猿、特に猿はかなりおっかなくて観光客の眼鏡などをひったくって我が物顔で座っていたりします。

バトゥ洞窟内に入るには272段の階段を上らなくてはならず、其処此処にいる猿の襲撃に身構えながら黙々と上っていきました。

洞窟はかなり大きく開けていてヒンドゥ教の神様が祀られている祠があって、自然の地形を生かした寺院は見ごたえがあります。

洞窟内ははだしでしか行けない場所がありましたが、地面は水がたまっていて靴を脱ぐのはためらわれたので、まあ観なくていいかともと来た階段を下り、所要時間30分程度で駅まで戻ってきました。

電車がちょうどよく着たのでKLセントラル駅には18時ころ到着し、クタクタに疲れていましたので夕飯はテイクアウトしてホテルでゆっくり食べようと、駅直結の「nu sentral」で買物をしましたがここで失敗をやらかしました。
「MBG Fruits」で南国フルーツを「Aams groceria」でお土産を購入したら、手持ちの現金が43RMほどになりまして、残りの現金で夕飯を買うとしたらフードコートなら余裕かなぁと、その中の一つ「Nasi kandar」でチキンビリヤニ2人前とイカのサンバルソース煮を注文したんです、そうしたら代金は46RMになり3RM足りない事態に。
現金の持ち合わせは43RMしかないので残りはカード払いしたいと言っても駄目だというし、では注文をやめるといってもそれも駄目だと、レジでしばらく揉めました。
どうしようと途方に暮れていたら、レジのインド系お兄さん、Ok!とレジを再び打ち始めて出てきた請求額は42RM。
なんかよくわからないけれど割引してくれまして、無事支払うことができ本当にありがたかったです。
マラッカと比べてクアラルンプールは物価が高いんですね、今後は気を付けなくてはと思いました。
ビリヤニもイカもおいしゅうございました、フルーツはあんまり・・・。

プチトラブルで疲れがどっと出たし、翌日は5時台にホテルをチェックアウトするため早めに就寝しました、外はちなみに大雨。

翌日はついに帰国日です。