日帰りで秩父観光

もうすっかり秋になり、心地よい季節に外に出ないんじゃモッタイナイということで日帰りで秩父まで行ってきました。

池袋駅から特急ラビューに乗車すれば1時間20分ほどで西武秩父駅に行くことができるので、休日に早起きして8時30分発のラビューに乗ろうと思っていたら、池袋駅に8時30分ジャストに着くという失態をしてしまい間に合いませんでした。
次のラビューは1時間後のため鈍行で秩父まで向かう羽目になり、乗換を3回もしつつ西武秩父に着いたのは電車の遅れもあって11時10分くらいでした。

西武秩父駅から徒歩数分にある秩父鉄道の御花畑駅から長瀞駅までは、鉄道連絡が悪く30分くらい時間があいたので、周辺をふらふらしてみることに。
近くに歴史のありそうな古くて立派なお寺があって、細部まで丁寧に施された彫刻など期待以上に見応えがありました。

御花畑駅から長瀞駅まで乗車時間は30分ほど、長瀞駅から徒歩数分のところに長瀞の岩畳があり多くの観光客でにぎわっていました。
荒川の流れで浸食された岩盤が丘のようになりあたり一面に広がっていて雄大な景色です。

ここまで上流に来ると荒川の水は青く澄んでいて底まではっきり見ることができました。

長瀞には岩畳だけでなく、秩父三大神社の一つ寶登山神社がありますので次はそちらへ。
寶登山神社は宝登山のふもとに本宮が、山頂には奥宮があります。
まずは本宮を参拝。

お次の奥宮へは往復1200円かかるものの宝登山ロープウェイを使えば手軽に参拝できます。

ロープウェイを下りて徒歩15分ほどで山頂に到着、山頂からは梅園が望めるのですが11月だというのに梅の花が咲いていました。

山頂で奥宮を探したのですが見当たらず、来た道を少し下ったところに奥宮がありました。
奥宮の社前には狛犬が2体あり、どちらもあばら骨が浮き出てがりがりの姿をしているのですが、これはヤマトタケルが東征のため宝登山に来た際に山火事に見舞われたのを救った犬がモデルのようです。

奥宮参拝後はロープウェイ乗り場に戻ってきて、すぐそばにある山頂のようには咲いていない梅園を見てからロープウェイで下山しました。

時刻は14時になりお腹が急に空いてきましたが、微妙な時間のため空いている飲食店が見つかりません。
食事処を探しながら結局長瀞駅まで戻ってきてしまいました。
そうしたら駅前に笑顔のおばあさんたちが営む「味の老舗 若松」が営業中でしたので、こちらで遅いランチを頂くことに。
たくさん歩いたので苦いビールと甘じょっぱい味噌カツ重が大変美味でした。

お腹を満たしてから長瀞駅14時56分発の秩父鉄道で秩父駅に向かいました。
秩父駅からは徒歩数分で秩父三大神社の一つである秩父神社に行くことができます。
今回の旅では三大神社のうちの2か所を巡りましたが、最後の一つ三峯神社は他の神社と比べて遠くにあるため次回に持ち越しです。

秩父神社は本殿に様々な彫刻が施され、本殿の裏側にある北辰の梟が特に印象深かったです。
北辰の梟は、体は本殿に向き顔だけこちらを向く格好で祭神を守っている様子で彫られていて、見返り美人みたいな構図が面白いと思いました。

秩父神社から15分ほど歩いて御花畑駅を通り過ぎ、西武秩父駅へは15時40分ごろに到着しました。
次の特急の発車時刻は1時間ほど先でしたが疲労感から再度鈍行で帰る選択肢はなかったので、16時24分発の西武特急ちちぶ40号の切符を購入したのち、乗車時間までちちぶみやげ市でご当地野菜などを買って過ごしました。

特急ちちぶは特急ラビューと同じ車体で、大きな車窓を備え黄色くて丸っこい座席がかわいらしい特急電車です。
これで特急料金が片道900円なのですから、次回は絶対に往復とも特急に乗るべきですね。

朝7時30分に出発して家に着いたのは19時前でしたので、休みなのに疲れましたが、たまには日帰りでちょっと遠くまで足を延ばすというのはいいものです。
次は何処に行こうかな。