台風1号に負けず西表島へGO その2

西表島2日目は梅雨でも楽しめるように「マングローブカヌー&ジャングルトレッキングとケイビング」を予約しておきました。
内容は、クーラ川を片道1.5kmカヌーで進みサワートレッキングを経てクーラの滝を訪れ、滝つぼで泳いだりした後は、場所を移動してランチ後に洞窟探索を行うという6時間のガイド付き現地ツアー。

朝8時30分にガイドさんがホテルに迎えに来ることになっていましたので、6時に起床しました。
どうやら本日は一日中曇の予報ですので、悪天候に見舞われることはなさそうです。
外遊び用の格好に着替えてから朝食会場にてビュッフェ形式の朝ご飯を頂きました。
定番のものから沖縄料理まで幅広くあり、旅行中に不足しがちな野菜をしっかり補うことができました。

星野リゾート西表島の朝食

8時30分前にロビーに行くとすでにガイドさんが待っていて、定刻通りツアースタートとなりました。
まず向かった先はクーラ川の河口で、海岸でカヌーの漕ぎ方のレクチャーを受けてからカヌーに乗り込んでクーラ川を漕ぎ進んでクーラの滝を目指します。
クーラ川は普段は川底が見えるほど水が透き通っているそうなのですが、台風のおかげで茶色く濁ってしまって水かさもましているようでした。
ガイドさんによるクーラ川に生えるマングローブの種類の見分け方などの解説を聞きながら30分ほどカヌーに乗って

クーラ川でカヌー
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

一旦カヌーを下りた後にいつもより勢いのある川をじゃぶじゃぶと歩いてクーラ川を目指し

クーラ川でサワートレッキング

やっと到着したクーラ川ですが、水量が大変増えていて滝遊びは危険ということになり、滝を眺めながらコーヒーを飲むだけになりました。

増水したクーラ川

滝の周りを軽くトレッキングしてオオゴマダラという日本最大種の一つである蝶を見たりできたので、まあまあ楽しめました。
その後同じ道を戻り、車でトイレと展望台に連れて行ってもらいました。
展望台ではガイドさんお手製のソーキそばとおにぎりの昼食を頂きましたが、外で食べる暖かい食事はおいしいものですね。

ガイドさん手作りランチ

後半は洞窟探索で、今回訪れた洞窟はクーラ洞窟という3つの洞窟が連なる初心者向けのコースです。
初心者向けとはいえヘルメットにライトをつけて膝当てと手袋で完全防備するので冒険気分が高まります。
台風の大雨で洞窟内の水かさが増しているため一部通るときに水に浸かる可能性があることなど聞きながら、クーラの洞窟を目指しジャングルを進みました。
台風で折れた木々をよけながら洞窟入り口に着くと雰囲気があってワクワクしました。

クーラ洞窟
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

洞窟内は白く輝く鍾乳石がいろいろな形を作っていて1匹だけコウモリが飛んでいました。
洞窟の天井付近には葉っぱがくっついていて、台風で増水した川の水がそこまで到達したことが想像できます。
ですので普段洞窟内に生息している虫などは流されて全くいませんでした。

クーラ洞窟は水がたまっていました
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

3つ目の洞窟の出口付近は大変狭くなっていてしゃがんで通る必要があったため、たまっていた水で半身びしょびしょになりましたが、なんとか洞窟探索を無事に終えることができました。
ホテルに戻ったのが14時30分でしたので、ちょうど6時間で大自然を満喫することができました。

まだ体力に余裕がありましたので、売店で買った缶チューハイを飲みながらホテルから1.5kmほどに位置する星砂の浜に行ってみました。
せっかく南国に来ているのですから海もちょっとは見ないとね。
途中パイナップル畑があってパイナップルの面白い実り方に驚いたりしながら星砂の浜に到着すると、曇り空ながら海が青くてとてもきれいな色をしていました。

星砂の浜

本当はここでシュノーケルするはずたったのに~と悔しい気持ちで散策していると、岸壁が不思議な模様をしているのに気が付きました。
地層の上にさらにサンゴが堆積してできたような?これは浜歩きしかできなかったからこそ気づけた景色なのかもしれません。

星砂の浜の岸壁

帰りの道すがら、ガードレールから顔を出すヤギを発見。
飼い主のおじさんが雑草を与えていました、草の名前は失念しましたがヤギはこの草が大好きなんだそうです。

道すがらのヤギ

ホテルに戻ったのは6時過ぎ、夕日を見ながらのシャンパンタイムに再度参加しましたがあいにくの曇り空で2日連続夕日を拝むことはかなわずでした。

曇った月ヶ浜

この日の夕飯も前日同様キッチンイナバで頂きました。
昨日と打って変わって大変混んでいましたので念のため予約はしておいた方がよさそうです。
泡盛とともに注文したメニューはグルクン唐揚げやカツオワタのせ島豆腐パパイヤサラダなど沖縄料理ばかり。
外にヤモリがたくさんいて虫を捕食しているのを眺めながらの楽しい夕飯でした。

キッチンイナバのパパイヤサラダとカツオワタ島豆腐

ホテルへの帰り道、草むらに目をやると白い光が点滅していて、調べてみると蛍の幼虫でした。
西表島の蛍の時期は春なので終わっているのですが幼虫に関しては一年中光っているのを見ることができるようです。
本当に西表島は自然が身近に感じられる場所ですね。

その3につづきます。