ニュージーランドの温泉を目指して その3

「その3」にもおつきあいくださいましてありがとうございます。

5月11日朝、薄暗さに嫌な予感がしつつ窓から外を見てみると雨が降っていました。一番雨が降ってほしくない日に雨が降るのは我が旅の定番です。このお天気ですし、移動を最小限にするため、温泉はホテル付属のスパプールを利用することにしました。

受付でスパを予約すると9時00時から30分枠がとれたので、カギを受け取って早速プールへ。SUDIMA LAKE HOTELの温泉施設は、プールと個室スパに分かれていて、個室スパにはカギがかけられジャグジーが楽しめました、が、ジャグジーを作動させたらひどい塩素臭に目が痛くなったので、ジャグジーなしでゆっくりとお湯につかりました。塩味があり硫黄臭のするお湯で、水着着用でないと入れないことも考えると、やっぱり日本の温泉が一番かなあと、異国の地で気づいたのでした。

ホテルチェックアウト後、バス発着場所ISITEで荷物を預け、路線バスのルート1番でSKYLINE GONDOLAに向かいました。ランチブッフェを予約していたので雨でもなんでもゴンドラに乗ってゴンゴタハ山山頂のレストランでランチを楽しまなくてはなりません。路線バスの運転手さんはマオリの方が多いのか、行きも帰りも親切なマオリのドライバーさんで降りるバス停も教えてくださいました。

ランチ予約1時間半前にゴンドラ乗り場についてしまったので、大雨ですが隣にある施設RAINBOW SPRINGS にやってきました。ここではニュージーランド国鳥であるキーウィの繁殖施設やトラウトの泳ぐきれいな泉やシダが生い茂る遊歩道の散策ができます。

奥まったところにキーウィの施設がありました。夜行性のため暗闇での観察となるためどこにいるんだろうと目を凝らしていると、居合わせたインド系の観光客が「ここにいるよ」と教えてくれました。

「ああ、なんとかわいいのだろう」我が愛犬の丸い後ろ姿のような愛らしいフォルムに見とれていると、キーウィがこちらに走ってきて、その長いくちばしで我々を隔てるガラスをつつき始めたのです、コツコツコツコツ・・・。正面から見ると目がくりっとしていて、羽がないまるっとした体がちょこまか走るのを実際に見ることができて感動モノでした。

写真撮影禁止のため剥製をパチリ。

そうこうしているとランチの予約時間12時30分が近づいてきたので再びゴンドラ乗り場へ。ゴンドラに乗る人は我々を除いてゼロ、それもそのはず、雨は本降りで霧まで立ち込めて視界は限りなくゼロになっていました。10分弱で山頂へ到着し、レストランでは窓際の席をあてがわれたので、ブッフェランチ中の霧が晴れた一瞬に景色を楽しむことができました。

ランチ後は再度キーウィを見にRAINBOW SPRINGSへ立ち寄ってから、町の中心にバスで戻ってきました。16時に予約したインターシティバスは定刻通りに出発し、雨の中放牧された牛が草をはむ景色を見ながらオークランドのマヌカウに戻りました。マヌカウからは路線バスで国際空港へ。翌日は早朝フライトでの帰国だったので、空港直結のホテルに宿をとったのでした。空港にはお酒を売る店が見当たらず、客室ミニバーの白ワインを飲んで最後の夜を締めくくりました。

12日は帰国日、エコノミークラス10時間半のフライトが原因か、13日早朝に背部にぴきっと激痛が走り仕事ができない状態になってしまいました、いつも開いている整体院を自負しているだけになんとも情けない、予約変更していただいた皆様ありがとうございます(*_*;

歳を感じたのは微妙でしたが、土ボタルやキーゥイなど珍生物の宝庫、安くておいしいワイン、気さくな人々、素敵な体験がいっぱいのニュージーランドおすめです(^^)