コウガイビルってご存知?その辺の生き物って不思議です。

去年の話ですが、コウガイビルというものを見たという方がいらっしゃって、
その話で盛り上がり、その後ネットでどんな生き物なのか確認したことがありました。
どうやらプラナリアの一種で、切っても切っても分裂してしまう扁形動物のようです。
しかも結構普通にいるということで、なんで今まで見たことがないんだろうと不思議に思っていました。

今年の春ごろ、犬の散歩で菅野の住宅地を歩いていたら、ついに、コウガイビルと遭遇してしまいました!
外来種のオオミスジコウガイビルというやつで、黄色くて細長い体が、
よ~く見てみるとうねうねと動いて少しずつ前進していました。
気持ち悪いけど・・・おもしろい姿。

我が犬はそんな生き物に見向きもせず、散歩の再開を要求してきたので、
観察はそこで終了したので写真を取り損ねました。
コウガイビルの話を聞いていなかったら気付かなかったと思います。
例えるなら道に落ちている黄色いひも・・・
きっと今までもいろんな場所で見ていたのに気付かず通り過ぎていたんでしょう。
皆様も、コウガイビルを見たことがなかったら、ぜひ黄色いひもが落ちていないか確認してみてください。
案外すぐ見つかるかもしれません。

どうして、急にコウガイビルについて思い出したかというと、
「カエルの体表から出る分泌液が、バクテリアを殺す有効な成分を含んでいることが分かった」
という記事を読んで、カエルの体表のぬるぬるからコウガイビルの姿が思い出されたわけです。
身近な生き物について、知らないことってたくさんあるんですね。
視点を替えると周りには不思議がいっぱいのようです・・・。